東京ボブディラン/Photo&Review

東ボブ・エクスペリエンス

by まいてぃ・ＱことPop Dylan さん 2000/12/02 (土)

なんか、トンでもない体験をしたような気がしました．．．

高円寺はペンギンハウス 、入口でバッタリのSuto君と地下に降りると、すでに席はほとんど埋まってました。 絶対こうなる と信じてたけど、よかったよかった。

オープニング・アクトの 東京キャロル・キング さんが盛り上げてくれたおかげで、店内の雰囲気はバッチリ。 準備が整ったところで、再び永見さんのＭＣを合図に、いよいよご本人が登場！ すでに立ち見も出て満員になった客席からは驚きと衝撃と笑い（？）の入り混じったどよめきが。

黒地に白のポルカドット・シャツ、薄い縦格子の入ったダークグレイのジャケット、66年なモジャモジャ・ヘアー、サング ラス、黒のストラトキャスター。 そして、タイトなバンドの演奏をバックに 「Crush on the levee mama!（堤防決壊だ、ママ）」 と歌いだした時、僕の耳が決壊したかと思って椅子からずり落ちそうになりました。

まさしく ボブ・ディラン がそこにいる！
94年〜現在の声で、フレーズで、仕草で歌っている！
曲間のＭＣはともかく、歌と演奏の中には、パロディとかモノマネとか、そんなお笑いの要素など微塵もなし。だから僕も、米ボブが作り、東ボブとバンドが紡ぎ出していく音楽にひたすら集中するのみ。
こう書くと、「まいてぃ・Ｑの思い入れ過剰な演説がまた始まったよ〜」と苦笑される方もいるでしょう。でも気にせずに先を続けますぜい。

３曲披露したあと、ギター２人はアコースティックに持ち替え（川上さんが マーティンＤ２８ 、東ボブが ギブソンＪ４５（ どちらも米ボブの使用機と同じ）、聞き覚えはあるけど、なかなか思い出せないイントロを弾き出しました。僕が思い出したのが先か、歌い出したのが先か、今ではよく覚えてませんが、曲は「Tomorrow Night」 。いい選曲じゃあありませんか。アコースティックセットも３曲プレイ。エレキに戻って、「今のツアーで演奏している曲を」とコメントした後、ゴキゲン な 「Country Pie」 。アンコールは 「Things Have Changed」 のＣＤシングルに入ってたライヴヴァージョンを彷彿とさせる「Blowin' In The Wind」 と、出ました「Like A Rolling Stone」 。

あまりにいい演奏だったんで、セット終了後にお店の方がかけてくれた米ディランで店内に笑いの渦が起きたほどでした。

彼のバンドも腕達者な人ばかり。
その気になれば、特定の日の演奏を完全コピーして披露できる腕前だと思いますが、あえてその道を選ばず、演奏したいように演奏していました。
「 Country Pie」 の 川上 さんのギター・ソロ。
「I Want You」 の 宮沢 さんのゴージャスなピアノ・ソロ。
「Stuck Inside」 の バッキー・清水 さんのペダル・スティール。
安心できる 高橋 さんと 永見 さんのリズム・セクション。
東ボブ 氏のリピート・ギター・ソロが光るのも、 「Love Minus Zero」 でのハープ・ソロで僕をチキンスキンにさせたのも、彼らの力が大きかったと思います。

あーん、あそこまでは絶対ムリだけど、僕もシコシコ頑張ろうっと。「何を頑張るねん？」ってツッコミはナシね。
Pop Dylan 2001のことも暖かく見守るように、切にお願い．．．(^^;

セットリスト

1.Down In The Flood
2. Just Like A Woman
3. This Wheel's On Fire
4.Tomorrow Night @
5.Love Minus Zero / No Limit @ （w/Harp）
6.Forever Young @
7.Country Pie
8.I Want You
9.Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again
10.Blowin' In The Wind @
11.Like A Rolling Stone
（@ はアコースティック・ギターでプレイ）

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-オフ会レポート-

by Hiroyuki Sutou さん 1999/11/20

１９：４０高円寺駅に到着．そのまま目的地を探す．

たいして時間がかからないうちに到着． 中からJust Like A Womanのライブバージョンが聞こえてきたので，まだ始まっていないのかと勘違いした． 実際にはコンサート自体は始まっていたんだよね。

東京ボブ・ディランと豊島ホークス」というバンドが演奏． 中にはいると中はすでに大混雑．Just Like A Womanを歌っている人はいったい・・・おおっと，なんといつもオフ会でご一緒しているＳさんではないか． 思わずデジカメに手が伸びて激写したのは言うまでもない．声といい，仕草といい，ギターソロといい，完璧にコピーしていたことに脱帽． ただ一つ違いがあるとすれば，よくしゃべる事かな（笑）？ 今回はバンドを引き連れて（？）いるために，選曲がかなり幅広いものになっていた。

曲目リスト

1. She Belongs To Me
　遅刻したため，僕が聴くことができなかった．残念．
2. Just Like A Woman
　最近のツアーそのもののバージョン．
3.Ring Of Fire (acoustic)
　「一人にしか分からない曲」というもの．僕自身は ちょっとしか歌えなかったが．
4. Don't Think Twice It's All Right (acoustic)
　この曲は歌詞を間違えたんじ ゃないかな？＞Ｓさん
5. Forever Young (acoustic)
　最近のバージョンではキーがＦになっているみたい．きれいなメロディ．
6. Most Likely You Go Your Way
　「最近取り上げてくれたので」という話．同じ ような曲調．
7. If Not For you
　９７年の来日の時よりも遙かによかった．
　って本物と比較し ている僕って・・・？
8. Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again
　ボブ自身，アンコー ル前に持ってくることが少ないって知っていました？
　何はともかく，この曲は盛り上げに一役買っているね．

２０：４０ このあと，東京ボブはそそくさと引っ込んでしまい，じきに普段のＳさんになって戻ってきたので，オフ会を開くつもりでそのままお店を出る． 近くの居酒屋で飲み会を始める．

２２：１０ Ｓさんはセッションをするためにまた戻ることに． 僕ら２人も同じように戻っていって前のバンド「ジンタ」の曲を数曲聴いている． Ｓさんは途中で東京ボブに早変わりして演奏に加わる．

(encore)・・・ではなく，セッションです（笑）．

9.The Weight 　飛び入りみたいな感じで歌っているのが笑えた．演奏自体はよか った．

10. I Shall Be Released 　この曲はすでに話には聞いていたので，「お約束」みたいなもの．これもよかった．

２３：００ すべての演奏が終了．Ｓさんは打ち上げがあるため，僕とＴさんで帰ることに． 今回は少々あわただしかったが，こんなに最近のボブをコピーしてくれたことに驚いて，「自分たちもバンドを組みたい」という話になっていった． 僕はドラムでケンパー役．トニー・ガーニエ役は誰がやるんだろう？ １２月中にもう一度オフ会をやりたい，ということで新宿で別れる．

００：２０ 無事帰宅． 楽しかったです．やっぱり，自分自身でもボブ・バンドを作ってみたいものです．

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-東京ナイト2001-

by まめお さん 2001/7/8

東京ドゥービーグルスと東京ボブ・ディランの競演で7月8日(日)に高円寺ペンギンハウスで行われた「東京ナイト2001」は、昨年12月 同様満員御礼札止め(?)となりました。
この日の都内は、前日の暑さからほんの少しだけ涼しくなったおかげで過ごし易い夕方ではありましたが、開演時の会場内は超満員の熱気で ヒートアップ！

まずは、東京イーグルスが登場。

重厚なリズムにストリング・ベンダー・テレキャスターとレスポールが絡み合う、何とまあ、お贅沢なオープニング・アクト(?)ではありました。

そして、短いブレイクの後、ステージに現れたのが東京ドゥービーグルス。 2本のレスポール・ゴールド・トッ プによるツイン・リード・バトル、バーバンク・サウンドの嵐には場内割れんばかりの拍手と歓声でした。 当日の東京ドゥービーグルス・セットリストです。 

1.Already Gone / 2.James Dean / 3.Take It Easy (Special Version) / 4.Natural Thing / 5.Long Train Runnin' / 6.Dark Eyed Cajun Woman / 7.Road Angel / 8.China Grove / アンコール：9.Ebony Eyed Asian Girl

約半年ぶりに登場した東京ボブ・ディラン。
一度ステージを観ておけば、そのインパクトに多少の免疫はあるでしょうけれど、この日のス テージでも彼の声、歌い方、ギター、どれもがご来場いただいたお客様全員に強烈な印象を与えてくれたことは間違いないでしょう。
ボブ・マニアの方々には、東ボブの楽しいステージン グ（特にお辞儀の仕方など^^;）を存分に味わっていただけたと思います。

当日の東京ボブ・ディラン with Never Mending Tour Bandのセットリストです。

1.Duncan & Brady
2.Tomorrow Is A Long Time
3.Jokerman
4.Positively 4th Street
5 Country Pie
6.Memphis Blues Again
7.Shooting Star 8.On A Night Like This
9.Blowin' In The Wind
ア ンコール
10.You ain't Going Nowhere
11.Knocking On Heaven's Door
12.I Shall Be Released

今後の"東ボブ"の活動にも期待しましょう。

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-東京ナイト2001.vol2. 東京ボブディランvs大阪ニールヤング-

2001/12/15

昨年の暮れ、本秀康夫妻と共に高円寺の小さなライヴ・スポットで行われた面白いバンド合戦を観に行った。
大阪ニール・ヤングと東京ボブ・ディランの2本立て。便利なことに、大物ミュージシャンが同時に東京で観賞できるナイスな企画だった（笑）。
が、演奏内容は予想を遥かに上回り、両者ともフェイク・バンドと思えないくらいの実力を備えていた。
特に今のディラン・サウンドを徹底的に追求する東京ボブは、ヴォーカル、サウンドともに素晴らしく、はからずも感動してしまった。
アコースティック・セットもあって、観ていて何だかボブ・ディランとランブリング・ジャック・エリオットがダブってきた。

by鈴木カツさん

レコード・コレクターズ　2002 3月号
鈴木カツのAny Old Time in America
第12回　アメリカン・ミュージックのパイオニアたち　ランブリング・ジャック・エリオットより引用

フジロック以降ライヴへ行くことがさらに激減したのだが、年末になって大きなカルチャー・ショックを受けたのがこの東京ボブ・ディランだ。
ボブ・ディランの物真似をやる画期的なステージで、声があまりにも近年のボブの声に似ているので、目をつぶるとボブが高円寺でシークレットギグをやっているのかと勘違いしそうになる程似ている。
しかもそれだけでなく視覚面でも最高に面白く、仕草やあのリードギターまでそっくりだから恐れ入る。
しかもバンドの演奏も素晴らしく、「素」のMCも面白いなど見所のかたまりのような本当に楽しいステージであった。
さらに選曲も念が入っていて、「Friend Of Devil」のようなカバーは当たり前、『ラヴ・アンド・セフト』からのナンバーもいとも簡単に演奏して見せるばかりか、果ては「Odds And Ends」のように本家が一度も演奏したことの無いようなレア・ナンバーでさえまるで最近のボブが演奏したかのように聞かせてくれるから最高だ。

by小沢大介さん

beatleg　2002　3月号　vol.20
本誌ライター合同企画2001年のライヴ　小沢大介より引用

セットリスト

1.Introduction
　2.SOMEBODY TOUCHED ME
　3.FRIEND OF THE DEVIL
　4.DEPORTEE
　5.TONIGHT I'LL BE STAYING HERE WITH YOU
　6.ODDS AND ENDS
　7.SIMPLE TWIST OF FATE
　8.MEMPHIS BLUES AGAIN
　9.MISSISSIPPI
　10.COUNTRY PIE
　11.FOREVER YOUNG
　12.ABSOLUTELY SWEET MARIE
　13.IF NOT FOR YOU
　14.KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
　15.MR.TAMBOURINE MAN
　16.MY BACK PAGES

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